“渦巻型ブランチマイニング”の提案~めんどくさがりのための~

はじめに

みなさまこんにちはorはじめまして.
drkwと申します.

今回は風車型(およびチャンク依拠風車式)ブランチマイニングを改変した,
渦巻型ブランチマイニングを提案させていただきます.

すぐに手法を見たい方は3. 提案手法からお読みください.

なおニコニコブロマガにも全く同じ内容の記事を載せています.

“渦巻型ブランチマイニング”の提案~めんどくさがりのための~

目次

  1. ブランチマイニングとは
  2. 既存手法 – 風車型ブランチマイニング
  3. 提案手法 – 渦巻型ブランチマイニング
  4. おわりに

1. ブランチマイニングとは

まず最初に参考動画に倣い復習として,
ブランチマイニングとは何かについて説明します.

マインクラフトの公式wiki(英語版)によるとブランチマイニングとは,

基準となるトンネルから枝分かれするようにトンネルを掘ることで、
少ない採掘量で貴重な鉱石を発見することのできる採掘方法

となっています.

ブランチマイニングの中でもっとも初期に考えられたものに枝型ブランチマイニングがあります.


図1. 枝型ブランチマイニング

 図1のように(赤)を基準とし,(黄)を幹、(水)を枝として掘る手法です。

この手法は採掘自体の効率は良いものの,掘るたびに幹へ戻る必要があるという欠点があります.

他にはしご型や階層型などもありますがここでは省略します.

2. 既存手法 – 風車型ブランチマイニング

つぎに,既存手法である風車式(及びチャンク依拠風車式)ブランチマイニングを簡単に解説いたします.

風車型ブランチマイニングとは,てりぃ氏が考案した,ブランチマイニングの手法の一つです.

 風車型ブランチマイニングの紹介ビデオは次の動画となります.

 風車型ブランチマイニングでは,図2のように同じ形の坑道を広げていきます.


図2. 風車型ブランチマイニング

  図2の(緑)が1周目,(水)が2周目となります.(黄)は松明など目印A,(赤)は赤石など目印Bです.

この手法の利点は次の3つが挙げられます.

  1. 採掘効率の良さ(枝型とほぼ同じ)
  2. 採掘計画の立てやすさ(期待値が計算しやすい)
  3. 採掘外時間の短さ(中央まで帰還しやすい)

またこれを応用した方法に,きざはしるか氏が提案している,チャンク依拠風車型ブランチマイニングという手法があります.

チャンク依拠風車型ブランチマイニングの紹介ビデオは次の動画となります.

 これは図3のようにチャンクの中心2×2を中心として採掘する手法です.松明や明石などの目印は省略しています.


図4. チャンク依拠風車型ブランチマイニング

 この手法の利点は次の2つが挙げられます.

  1. 風車型と同等の利点を持っている
  2. 採掘効率のムラがない(チャンクの中心を採掘開始地点としているため)

これらの手法は採掘効率が良く期待値計算がし易い一方で,図5・図6のように1周終わるごとに初期化処理が必要であるという欠点があります.


図5. パターンA(周回中,左から1234)



図6. パターンB(周回終了後初期化,左上から12/345)

 パターンAでは松明に当たった場合(A1),そのまま4マス前に掘り(A2),次に左に4マス掘り(A3),次の辺に進めば良いです(A4).

一方でパターンBでは松明に当たってもすでに先が掘られているため(B1),一度端まで移動してから(B2),右の壁を4マス掘り(B3),次に左に4マス掘り(B4),次の周回へ進む必要があります(B5).

私はこの条件分岐が苦手であり,よく混乱して間違ってしまい,歪な風車になってしまっていました.

そこで,この欠点をなくした渦巻型ブランチマイニングを提案します.

3. 渦巻型ブランチマイニング

この手法の風車型からの変更点は,図7のようにスタート地点を4マスずらすだけです.

 
図7. 渦巻型ブランチマイニング初期形状

 なお中心がチャンク依拠型ブランチマイニングと同じ2×2になっているのは,
風車型を知る以前から私が地上からの階段を引く際に,幅2にして階段とトロッコの両方を引いていたためであり,
1×1など他の形でも構いません.

(余談ですがここを4×4にしておけば,後ほど説明するチャンク依拠型を考えた際の1辺の長さが8nと切りの良い数字となり,一部の方が喜びます.)

ここからは図8のように通常の風車型ブランチマイニングと同じ様に進めていきます.


図8. 渦巻型ブランチマイニング2周目

 この時,通常の風車型と違い初期化が必要ないため,何も考えずに次の周回へと進むことができます.

あとはこれを繰り返すだけです.(図9)


図9. 渦巻型ブランチマイニング3~5周目

 また,この手法では一見,採掘計画が立てにくいように見えますが,
この手法のn周目の3・4辺目(右下左)とn+1周目の1・2辺目の長さは実は同じであることから,
最初に2辺採掘しておくことで,中心のずれた風車型と見ることができ(図10),
初期値のみの違いとなるため,ほぼ同じ期待値の式が使えることがわかります.

 
図10. 5週目まで風車式色分け

 (期待値の式は後ほど追加します.)

中心がずれているだけで風車型と同じということはつまり,
図11のように,渦の中心をチャンクの中心からずらすことで,
チャンク依拠風車型にも適用が可能ということになります.


図11. チャンク依拠渦巻型ブランチマイニング

 以上で渦巻型ブランチマイニングの紹介を終わります.

4. おわりに

この渦巻型ブランチマイニングは,風車型ブランチマイニングの利点をほぼ崩さずに,周回ごとの初期化をなくすために考えました.

これにより,周回数を数える必要がない場合には,
何も考えずに掘り続ける事ができ,間違えて掘りすぎるなどのミスをなくすことができます.

一方で,多少スタートに手間がかかるという欠点があるほか,
てりぃ氏が現在【Minecraft】ダイヤ10000個のマインクラフト Part57【ゆっくり実況】の動画で考案中の,
ダイヤを見つけた際には残りのチャンクを掘らないという手法が確立した際には,
必要のないものとなってしまします.

しかし私のような,何も考えずにブランチマイニングを行いたい人には有効な手段であると考えています.

ご意見やご質問などがあればぜひコメントにてお知らせください.

最後に,風車型ブランチマイニングのてりぃ氏,チャンク依拠風車型ブランチマイニングのきざはしるか氏に深謝します.

それでは,失礼します.

drkw

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